国や産地や種類、たくさんあるコーヒーの生豆、具体的にどうやって選ぶ?

コーヒー
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悩む人
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自家焙煎の珈琲の生豆ってどうやって選んでいいかわからない。
お店みても違いがわからない。。

そんなモヤモヤにお答えします。

僕の珈琲歴

2015年から自宅ガレージで研究、焙煎しはじめて、翌年からは小規模ながら地元のファーマーズマーケットで、スペシャリティコーヒーをご提供するになりました。現在コロナでマーケットは休止中ですが、いろんなサブスクやロースターから購入したり、海外から豆を買ったり、自分でも毎月2kgほど焙煎して、楽しみながら研究中のコーヒーフリークです。


珈琲の生豆のおすすめショップの紹介はこちらの記事に紹介しましたが、
今回は、実際に選ぶ時に、豆自体どういうポイントで選べばよいかをお伝えします。

suesi
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オンラインショップ自体は上記店舗から選べば間違いないと思いますよ。でも豆自体の選び方は少しコツがあります。


生豆のクオリティは、焙煎してみないとわからない、、、
生豆はそれ自体を味わえるわけではなく、焙煎してはじめて珈琲として楽しめます。まだまだ趣味の範囲で焙煎するような立場では、生豆を見たり、匂いかいだり、手で触ってみても、正直違いはさほどわかりません。粒が揃っていないな、とか、不良豆が多いなと感じることはできますが、味というのは焙煎次第の場合もあります。

というか、そもそも通販の場合、手に取ることも出来ないので、そういうことが全てできません。

これはニカラグアのジャパニカ種。大きめで細長いのが特徴。

さらには、焙煎の技術や道具も確立していない状態では、そこまで厳密に選ぶことはできません。
ではどうすればいいでしょうか?

豆選びのコツ

豆選びはお店選びと産地選びの両方から決めていきましょう。

回転率の高いお店を選ぶ

同じ豆をいつも売っているところは、安定供給といえばそのとおりなのですが、珈琲に対する好奇心と情熱としては、どうしても低く見積もってしまうことになります。

珈琲の焙煎は研究すること自体が楽しいと思いますので、いつ見ても同じ銘柄の豆ばかり扱うところはこだわりがないとも言えます。
ダメということはありませんが、少し注意しましょう。
肝心の見分け方ですが、商品のラインナップ自体もそうですが、サイトに表示される現地の写真などがどこでも見かけるような商社から供給されたものしかない場合は、少しアクティブに仕入れていないと思いますので、注意が必要です。

そういう良し悪しの判断の仕方もあります。

スペシャリティコーヒーの扱いがあるところを選ぶ

スペシャリティコーヒーはもはやブームではなく、良い豆を選ぶ基準として無視することはできません。野菜などに置き換えて考えればわかるのですが、産地や生産者が不明、まして大雑把な分け方で選ぶのは、やはりよろしくないと思います。

「グアテマラのコーヒー」というと何かいい響きな感じがしますが、それはつまり、「日本のかぼちゃ」といっているくらい大雑把なものの言い方です。

スペシャリティコーヒーの扱いがあるところは、どのショップも豆にこだわりを持っているので、結果良い豆も集まりそうです。

豆のログをとる

これは僕がやっている方法なのですが、購入したお店と時期、味や印象、価格などを記録して、自分なりの採点をしておく記録を続けていくことです。時間がたっても忘れてしまいがちな、豆の印象を記録することで、自分の好みの豆やショップがみえてきます。
そのなかから自分にあったものをチェックしていくことで、客観的に豆の評価ができると思います。
これはある程度数をこなさないと意味があまりないので、はじめて選ぶという意味では役に立ちませんが、豆のログはこれからの自分の財産にもなるのでぜひ記録していくことをおすすめします。
詳しくはこちらの記事で紹介しているのでぜひ参考にしてみてください!

以上のようなポイントに注意して豆を選んでいけば、おおむね大きく外れることはないと思います。
焙煎自体で味はいかようにも変わるものですが、豆が悪いと焙煎の腕前もいいか悪いか判断がつかなくなってしまいます。

判断の選択肢を絞って、焙煎技術の切磋琢磨に集中していくと、きっと味わい深い美味しい珈琲豆をつくることができるはずです。

コーヒーの基本をもう一度座学する

豆を選ぶのに迷ったら、珈琲という飲み物や作物についての知識をおさらいするのもいいと思います。以前の記事でご紹介したこちらの書物は分厚いですが、全編にわたってイラストになっていて見ているだけでも楽しくなります。

珈琲の基本はもちろん、豆選びに役立つ国や地域ごとの特徴や個性なども細かく紹介しているので、一冊もっておくと何かと役に立ちます。
僕にとっては、これからも手放せない一冊です。

また、こちらの本は、産地・農園レベルの情報を求めているプロ、セミプロ、ハイアマチュア必携の1冊。日本語版の監修は、スペシャルティコーヒーの第一人者である丸山珈琲の丸山健太郎氏!

ブドウの生産地によってワインの味わいが変わるように、コーヒーも栽培品種・生産方法によって味わいが異なるため、いままで以上に細かい情報が必要とされているが、産地まで簡単には訪ねられない現状がある。本書ではコーヒーの基礎知識や好みに合った淹れ方に加え、国別のコーヒー産地を、地図と写真、そして詳細な解説(主要産地、品種・銘柄、味、トレーサビリティー、生産量、標高、収穫期、歴史、グレードなど)で紹介。

出典:Amazon

まとめ

ということでいろいろ紹介しましたが、生豆を選ぶときの参考になればさいわいです。
まとめてみますと、このようになります。

回転率の高いお店を選ぶ
商品の回転と、ECサイトの写真の扱いが古くさくないか注意する

スペシャリティコーヒーの扱いがあるところを選ぶ
コマーシャル豆やスタンダード豆しかないようなお店はやめましょう

豆のログをとる
記録をとって、自分の好みを自分で知ることでぶれなく選べるようになります

コーヒーの基本をもう一度座学する
良書を手元に置き、産地や地域の特徴を常に確認できるいようにしておく

といった感じになります。 いかがでしたしょうか?

今回は少し固めの話でしたが、みなさんの焙煎ライフに何かヒントになればうれしいです!
また、こちらの記事では電動焙煎機の購入方法をお伝えしています。あわせてどうぞ。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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