3万以下で買える家庭用の電動コーヒー焙煎機を手に入れる、知られざる方法

コーヒー
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コーヒーの自家焙煎をまず始めるには、手編み焙煎、アウベルクラフトの手回し焙煎機などがあります。最初のうちは手回しでもけっこう楽しく焙煎できるのですが、そのうちだんだんと電動のものが欲しくなります。

この記事では「3万円以下で購入できる家庭用の電動コーヒー焙煎機」の入手方法をお伝えします。
※ここでいう電動とはドラムがモーターで回るという意味での電動で、電気熱による焙煎機のことではありません。

suesi
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たぶん、誰も書いたことのない記事だと思います!

とりあえず手網焙煎から始めたい、という方はこちらの記事をどうぞ!
初心者向け。誰でもできる自家焙煎珈琲のはじめかた。その1

僕のコーヒー歴

2015年から自宅ガレージで研究、焙煎しはじめて、翌年からは小規模ながら地元のファーマーズマーケットで、スペシャリティコーヒーをご提供するになりました。現在コロナでマーケットは休止中ですが、いろんなサブスクやロースターから購入したり、海外から豆を買ったり、自分でも毎月2kgほど焙煎して、楽しみながら研究中のコーヒーフリークです。

電動コーヒー焙煎機のメリット

手編み焙煎と違ってなんといっても楽なのが電動焙煎機。
豆をセットすれば、基本的には温度と焙煎具合をチェックするだけで焙煎できるので圧倒的に楽です。

また、焙煎豆を友人用につくってあげる、ネットで焙煎豆を販売してみたい、など量が必要な場合には、手編み焙煎ではとても面倒で手間と時間がかかります。

そんなメリットの多い電動焙煎機ですが、なんということか国内でまともに販売されているものは皆無です。

電動コーヒー焙煎機はどれも恐ろしく高い

国内で発売されているものは皆無といいましたが、なくはないというレベルですが、どれもこれも恐ろしく高いです。(安いもので15万。高いものだと20万はするし、200gしか焙煎できないのにフジローヤルのディスカバリーにいたっては50万!)

何故、こんなに高いのかと言うと、単純にニーズがあまりないからです。
商品名はあげませんが、手作りに近い作り方で、極端にニッチな購買層向けにつくるので、値段が機能にまったく則さないくらい高くなってしまいます。
恐ろしいのはそういう商品を案外平気で買ってしまうことです。

昨年、パナソニックからThe Roastというホームロースターが発売されて、やっとまともなプロダクトができたのかと喜んだのもつかの間、調べてみたらたった50gしか作れずに、しかも豆をサブスクで購入することが条件という、ひどく内向きな商品で心底がっかりさせられました。
パナソニックの販売戦略があるんだろうけど、まともなコーヒーマニアなら誰も買わないです、そんなもの。

suesi
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50gしかつくれなくて10万近くする。。ないわ。。

コーヒー焙煎機の構造

コーヒー焙煎機は、家庭用から大型の業務用までありますが、基本的な構造は同じで、ドラムを回して、豆を均等に焼くというものです。それに付随する様々な機能がついてきて、大型の業務用は500万以上したりしますが、乱暴に言うと構造としては家庭用のものと基本同じです。

「ドラムを動かすためにモーターがセットされている」

基本、これだけで電動焙煎機の原型ができます。もちろんこれにバーナーが必要ではありますが。
そもそも精密機械のようなものではないので、DIYで自作する人も多いです。それなのに、価格がまっとうな商品が日本にはありません。案外びっくりします。

世界中から注目されている日本のコーヒーシーン。
そして世界中で定番となっているハリオやカリタを産み出した国。抽出道具はこれでもかとたくさんあるのに、焙煎機になると全くありません
この非対称性をどうすんのよと前からずっと思っています。

簡単に焙煎できる道具がもっとあれば、もっとクリエイティブにコーヒーシーンが盛り上がるのに違いないのに、本当にもったいないです。

suesi
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多くの自家焙煎家は、手頃な電動焙煎機を本当に求めています!

狙い目はAliExpressに掲載されているもの

ということで、やっと本題ですが、国内生産のものは一旦忘れて、中国の大型EC、AliExpressで、まずは「コーヒーロースター」などで検索してみましょう。
いつも商品があるとは限りませんが、簡単な構造の2万以下の焙煎機を見つけることができる場合があります。

この写真は僕が今愛用しているエイモンコーヒーというところがつくっているステンレスドラムのロースターです。この写真には写っていませんが、ドラム軸にモーターがついていて、MAX250gくらいまでは一回で焙煎できます。

このように、ワンオフのような焙煎機がいくつか見つかることがありますので、評価などを確認して購入するのです。

最大手とはいえ、中国のECなのでいろいろと、、、というかすごく不安が多いと思いますが、最も安い購入方法です。
クレカの情報を使うところがどうしても気になるところですが、残念ながらPayPalには対応していないので、漏洩のリスクを考えるのであれば、代行してくれる会社もいくつかあるようです。(このあたりは詳しくありません、あしからず。。)

日本での購入方法

確実な方法とはいえませんが、一つのアイデアをお伝えします。
AliExpressでめぼしい焙煎機を見つけたら、頻繁にアクセスしたり、いいねを押したりして、日本から購入意欲のあることを相手にログとして伝えておきます。

これは想像ですけど、中国のメーカーは非常にアクティブに行動するので、この方法は有効かと僕的にはにらんでいます。証明はできないですけど。。

そして一方で今度はアマゾン、またはヤフオクで「コーヒー焙煎機」を検索します。
その中にAliExpressで見つけた焙煎機が、ある日突然まとまって掲載されることがあります

これ、本当です!

それをのがさずに購入してみてください。値段はAliExpressよりも若干高くなってるのは仕方ないですがそれでも充分に安いと思います。

商品の品質は、こればかりは買ってみないとわかりませんが、完成された商品としてではなく、DIYするベースの商品として考えるのがよいと思います。

僕のエイモンも案の定、半年ほどでコードがすぐに傷んで切れたので、DIYでコードを取り替えました。構造がシンプルな分、修理もDIYも割合簡単です。また改造なども自分なりの調整もつけやすいのではないでしょうか。

僕はこのエイモンをヤフオクで3点ほど販売されている時に遭遇して購入しました。

無骨ながらもしっかりした構造の焙煎機。一度にMAX250gまで焙煎できます。
購入のアイデア
  1. AliExpressでコーヒー焙煎機を検索し、目星をつけておく
  2. ブックマーク、いいね、などをして日本からの購入希望者がいることを知らせる
  3. アマゾン、ヤフオクでコーヒー焙煎機を検索し、マメに出品をチェックする
  4. 見つけたら早めに購入する

現在Amazonで購入可能な電動コーヒー焙煎機

今お伝えしたようなことで、ちょうど販売しているのを見つけました。

石英ガラスドラムロースター
こちらは、石英ガラスのドラム、304ステンレス鋼フレーム、201ステンレス鋼ベース、木製ハンドルを使用したかなりこだわった電動の焙煎機です。評価も高いようです。おすすめです。

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KAKACOO
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ステンレス鋼 9Lドラムロースター
こちらは、3kgも焙煎できるという大型の焙煎機。おせじにもカッコいいものではありませんが、まさにワンオフ感があり、面白そう。僕のエイモンの焙煎機もステンレスはとても丈夫につくっていたので、これもそのような気がします。大型のボディを動かすためにどれくらいのパワーがあるモーターなのかがわからないのでやや不安はあります。

今の所みつけているのは以上ですが、エイモンの焙煎機も見た目はともかく、道具としては素晴らしいので、アマゾンやヤフオクで見つけたら購入おすすめします。

ホッパーは自作しました。モノタロウで買った大型の漏斗と塩ビバイプ部品を組み合わせました。

ステンレスのドラムがモーターで回るだけ。あとは設置部分をステンレス製でしっかりさせておけばよいです。このようなシンプル極まりないものなので、国産の加工工場がきちんとつくれば、おそらく日本の焙煎家に一気に売れまくって品切れを起こすと確信しています。

suesi
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一人勝ちできるのにもったいない。


この記事を読んで加工工場とかで作れる人、またはニトリさんとか山善さんとかがつくったら、おそらくたくさん売れることでしょう(たぶん)。


※追記
2021年2月9日に満を持して家庭用焙煎機市場に彗星のごとく現れたSandbox SmartRoaster!
この記事を過去にするようなすごいポテンシャルを持って発売されました。Makuakeで目標額1000万のところ、発売わずか30分で800万売り上げてサクセスしました。これで僕の記事の信憑性が確認できました。緊急レビュー記事を書いたのでぜひお読みください。この焙煎機から世界が変わることでしょう。

ニトリさんとか山善さん、遅かった、、、

本日は以上です。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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