最強のテレワーク・ウエアとしてのフリース。両面ボア、シープボア、ファーフリース、おすすめ&最強はどれ?

はたらく
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テレワーク関連記事が多くなってきています。自宅で仕事をするときに便利なもの、必要なもの、大事なことなどをいくつか紹介してきていますが、今回はウエアの話。
さらにいうとフリースについてのお話です。今回も重箱の隅をつっつくような内容になりますので、そのむねよろしくお願いしますw

まず、一番最初にいっておきたいことは、何かというと
僕はフリースが大好きです
っていうことです。

ゆったりとリラックスできる、暖かくて値段も手頃なフリースは、もはや国民服といっても過言ではありません。そして手頃で暖かくリラックスできるし、つまり冬のテレワークするのにも最強ウエアでもあるのです。
でも僕の住む地域だと寒さもかなり厳しいので、そこはやはりきっちりした暖かさは重要なポイント。

例えば洋服について妻の全般的な意見は、しっかりした本物を買って永く使うということ。はい、まったくもって正解です。異論はまったくございません。
ですからフリースについていえば、暖かさも耐久性も高いアウトドアメーカーのフリースが一番いいという結論。
実際に田舎暮らしでは日常にアウトドア要素が多くありすぎますので、誰もが自然にアウトドアウエアを身に着けていくことが多いです。田舎暮らしか都会暮らしなのかを外見で見分ける方法は、アウトドアウエアを何かしら生活用具的に身につけているかどうかみたいなところもあります(とはいえ都会でもアウトドアウエアを着るのが好きな人も多いですけどね)。

tsuma
tsuma

毎年何も考えずにユニクロのフリース買い換えるみたいなのは嫌…

suesi
suesi

わかる、わかるよ、よくわかる。

でも、今回考えたいテーマは「最強のテレワーク・ウエアとしてのフリース」です。
室内での使用が8、買い物散歩のような使用が2という具合に初期設定した場合、アウトドアウエアのスペックは果たして必要なのか?ということになります。
アウトドアウエアのスペックとは、保温性以外は、透湿性、携帯性、ストレッチ性、耐久性と、運動に適したスペックが多いですし、実際に登山で使用する場合などは、ミッドレイヤーとしてのウエアとして使う事が多く、そのために軽量性も含めて生地もやや薄めになります。
ま、、そもそもスポーツウエアですからね。

そもそもフリースとは

最強のテレワーク・ウエアとしてのフリースを探っていく前に、あらためてフリースとは?ということで基本情報のおさらいをしてみましょう。

フリースとは、本来は羊一頭から刈り取られた一つながりの羊毛のことを意味します。 現在のフリース生地と呼ばれる素材は100%合成で、ふわふわの羊のコートではなく、 ポリエステルの一種から作られた繊維素材です。この魔法の万能素材は、非常に柔らかく、保温性、通気性のある性質を持ち、アウターウェアや居心地の良いアイテムに適した生地です。

https://www.contrado.jp/blog/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%A8%E3%81%AF/

フリースとは、石油を原料とする「PET(ポリエチレンテレフタラート)」を使用したポリエステルの起毛素材のことをいいます。同じくPETを材料とする、ペットボトルをリサイクルした素材もありますが、価格が高いため、現在流通しているフリースのほとんどは石油から作られたものになります。もともとは、その機能性の高さからアウトドア用品として人気が広まったフリースですが、現在では普段着用の衣類や日用品としても幅広く使われています。

https://book.nunocoto-fabric.com/13991

また、フリースを世の中に最初に定着させたのは、米国POLARTEC社のフリースです。
POLARTEC社は、1906年に創業された老舗の紡績工場ですが、パタゴニアではじめて採用されてその機能性の素晴らしさから、またたく間に世界に浸透していきました。

ポーラテックは、米国のボストン郊外にあるローレンスで1906年に創業された紡績工場を営む会社でした。第二次大戦後にポリエステル繊維の取り扱いを開始、1950年代にはフェイクファーブームで業績をあげましたが、1970年代の後半にはブームも去り業績は一気に悪化してしました。

そんな時にポーラテック社に素材を求めて来た若者が、後にパタゴニアの創業者となるイヴォン・シュイナードでした。ポーラテック社はイヴォン・シュイナードとともに、新たなアウトドアに適した素材の開発に着手します。そして開発されたのが、ポリエステルフリースでした。当時のアウトドアのアパレルと言えば、コットンやウールが主流。保温性はあっても毛玉ができやすく、水に弱いという問題が!

しかしポリエステルフリースは、保温性に加えて、軽量性と通気性に優れた素材。この素材が1981年にパタゴニアのラインナップに登場すると、またたく間に人気を博し、ポーラテック社はフリース素材の第一人者となりました。

https://hinata.me/article/1156028178695230458

フリースの種類について

ベーシック

言いかたが特にないのでとりあえずベーシックといっておきますが、フリースのなかでもっとも代表的なもの。起毛は短く軽量。毛足が短く軽量のためにアウトドアでもよく使われています。マイクロフリースと呼ばれるようなさらに細かく起毛したなめらかな生地も人気です。保温性はやや弱いです。

ハイロフト

フリースで毛足が長いものの総称。パイル状になったものや、動物の毛のようにふさふさ感があるものなど。保温性はとても高いです。真冬のウエアにぴったり。

ネップについて

ネップのカタチはいくつかあります。ネップとは繊維が絡み合ってできた節(糸のかたまり)のことで、フリースでいうと生地から起毛した部分のディティールのことです。

ボア(シープボア)

ひつじの毛皮ように、もこもことした可愛らしいフェイクファー(エコファー)生地です。ボアフリースという言い方をすることも多く、なんか一緒にしがちですが、厳密にはフリースではなくフェイクファーの一種です。フリースの技術をつかって再現したフェイクファーです。
特徴としてはひつじの体毛を模した生地なのでボリューム感がたっぷりとあり、見た目がとても可愛くてあたたかそうに見えます。膨らんだネップの状態が空気を多く含められるので実際に暖かいです。

ファー

ネップ状態になっていない細かい毛足がたくさんついていて、まさに動物の毛皮のような表面テクスチャーをもつフリースです。つまりいわゆるハイロフトフリースです。

表裏の処理

フリースを使ったウエアはバリエーションもシルエットもトレンドに合わせて毎年たくさんでてきますが、いくつかの商品を見たときに気がつくことがあります。それは裏地の処理です。
表面はさておき、ボアやファーの場合ですが、裏面までリバーシブルにボアやファーがある生地は案外少ないのです。
考えてみればわかるのですが、表面だけ毛羽立っていても、本来体温で温まった空気を洋服の内側に閉じ込めることで、暖かさを感じることができる特徴のあるボアやファーの生地が、裏面についていないのはやはり少し気になってしまいます。
…少し気になってしまいますと書いたばかりですが、実は大いに気になっていて、それが今回この記事を書く動機にもなっています。

テレワーク・ウエアとしてのフリース

やっと本題ですが、テレワーク・ウエアとおおげさに名付けてみましたが、そういうニッチな目的にあうような服というものもあるのではと考えています。季節としては真冬限定にはなりますが。

僕が求めるテレワーク・ウエアとしてのフリースの条件
  1. シルエットやディティールが可愛くモダンなこと(部屋着すぎないように)
  2. 薄すぎず厚すぎず、かつ動きやすいサイズ感であること(デスクワークしやすい)
  3. 時には暖房費をカバリングできるくらいの高い保温性(機能性)
  4. お求めやすい価格

普通の方々は1と4あたりで、さくっと買うんでしょうが、僕は割と求めるところがあるので、できればこの4つの条件をすべて満たしたいと考えます。

そうやって探していたら、意外とこの条件を満たすものがないのに驚きます。世の中にフリースの洋服なんていくらでもありふれているはずなのにです!
特に3です。3の保温性については、裏起毛リバーシブルファーがほしいんですが、これがなかなか見当たりません。リバーシブル生地というのはこういうものです。

裏表ともにハイロフトな生地使ってる商品は以外なことに驚くほど少ないのです。

おそらくの理由ですが、これはコストからくる部分だと思います。
多くのアパレルメーカーのボアフリースは、表面にとどまっており、裏面は裏地をかくすためにメッシュの生地を縫い付けてあることが多いです。
言い訳としては通気性なのでしょうが、それが実際のところ多く求められるのは、前述したようにアウトドアで運動を前提にした場合だと思います。
またメッシュではなく、ナイロン生地を当てて、リバーシブルでも着られるとうたっているものもありますが、総じてかっこ悪くて(要は安っぽく見える事が多い)、ナイロン生地を表側で着ようとは思いません。こうやって商品をガジェット感覚でよくよくみていくと、そんな発見がありますね。

ではこの4つの条件を満たしているものはないのか?

あります。

それはみなさんご存知、天下のユニクロです。
ここまであーでもないこーでもないと考えた結果、最適解がユニクロになろうとは。本当におそるべしなのです。特にヒット商品のボアフリースやファーフリース商品は年末年始などのセールにおいては2000円以下で買えるという恐ろしさです。最強を超えて最恐です。おそるべし。

両面ファー使用、かつ防風フィルムも挟まれている!最恐素材のユニクロのファーフリース

ただし、そんな最恐のユニクロでも、やはり条件の1については、まだまだ改善の余地があります。
といいますか、ユニクロは最初からそういう部分はもちろん企画段階でわかっていて、尖ったユニークな商品をつくるつもりははなからなく、老若男女・最大公約数的に求められる商品をつくっているわけなので、これはまあ、いたしかたないのかなと思っています。

であるならば、ユニクロの弱点をカバーした商品はないのか?と思って探したのですが、それがあんまりありません!あんまりないのですよ。。
そんなあんまりない貴重な商品群(あくまで僕基準)をいくつか紹介してみましょう。

ベスト・テレワーク・ウエア・フリース

というわけで、前述の条件を備えたテレワーク・ウエア・フリースをご紹介していきます!

Colombia
いきなり最初の前提のアウトドアブランドのスペックは不要というのと矛盾してすみません。でもこいつは可愛いし、カジュアルに着れそうなので許してください。丸っぽいデザインがいい感じです。もちろん裏地も起毛したフリース素材です。

30%OFF送料無料

6,853円 税込

SHIPS
SHIPSのWEB限定アイテム。RUSSELL ATHLETIC別注の今季らしいビッグシルエットのボアフリースブルゾン。大きなフーディもあたたかそうです。アスレチック系ブランドのボアフリースは表裏ともにボアなのがとてもいいですね。女性にもおすすめ。

8,910円 税込

COEN
とてもベーシックなデザインで誰でも似合いそう。裏起毛は短いので、保温性はさほどないかもしれませんが、メッシュ地でないのでチョイスしてみました。

5,500円 税込

LAKOLE
こちらはブルゾンではなく、ゆったりとしたシルエットのフーディ。表面はピーチスキンベロア調のなめらかな質感。裏生地はボアになっているので、そこそこ温かいはず。お値段もお手頃。

SUPER DEAL 20%OFF

3,850円 税込

JOURNAL STANDARD
ビッグシルエット、ポケットや袖裏の切り返しなど今季らしいディティールが満載のデザイン。裏生地はかろうじて短い起毛があるので、保温性はギリギリセーフ。なんといってもこの可愛いデザインは素敵。肩が落ちる感じがリラックス感満点。

7,150円 税込

KANGOL
ストリートテイストを意識した、まさにノンアウトドアな一品。ZIPFIVEとのコラボ企画のボアフリース。特に長めの丈が90sリバイバルぽくて今っぽい。

送料無料

6,380円 税込

さて、というわけで最強のテレワーク・ウエアとしてのフリースを深堀りしちゃいましたが
何かお役にたちそうなアイテムは見つかりましたでしょうか。。。
僕は当面ユニクロでしのぎながら、また探索を続けていきたいと思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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