直送、新鮮、送料無料だけじゃない!食べチョクの経営理念が素晴らしい

食べる
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コロナでいろんな影響があちこちででいるなかでも、外食を控えておうちで食べる人がどんどん増えてきて、宅配サービスがすごく盛り上がっているようです。

多くの宅配サービスの特徴は、便利ということだけではなく、安心の食材、生産者の顔が見える、無農薬、減農薬などの高品質な食材を提供してくれるというところです。
ですので、はじめて「食べチョク」のことを知ったときに、生産者から直接購入できるというビジネスモデルにも特別感慨もなく、ふーんといった感じでしたが、サービスの中身や創業者の想いなどを知るうちに、これはただの宅配サービスではないぞということに気が付きました。
そんな熱い食べチョクのビジネスモデルをご紹介します!

食べチョクとはなにか

まず食べチョクとは何かですが、ひとことでいうとこだわり生産者から直接食材を購入できるオンラインマルシェです。
野菜・果物をはじめ、米・お肉・魚・加工品など、たくさんの食材を扱っています。
お好みの生産者を選んでくれる野菜宅配便「食べチョクコンシェルジェ」や、「食べチョクフルーツセレクト」など定期的な取り寄せも可能です。
その他友達と分け合える「共同購入」や販売前に予約できる機能など、様々な購入方法を提供しています。

ネーミングもストレートに生産者から直接食材を購入できるので、「食べチョク」です。
そのままですね。

食べチョクが提供している他の野菜宅配と違う価値

一番の特徴は、その名のごとく生産者から「直接購入」できることです。

宅配野菜の多くは丁寧に作られた品質の高い野菜を売っていますが、その多くは生産者を何件かとりまとめて、集荷場でパッケージして販売していること。収穫から数日とはいえ、時間がどうしてもかかってしまいます。
食べチョクは、生産者単位で販売して生産者自身が発送しているので、最短で朝採り野菜を発送することも可能で、タイムロスがなく圧倒的に鮮度が高い野菜を手にれることができます。

また購入者にとっては、お好みに合わせて、トマトはAさん、じゃがいもはBさん、など指名購入できます。そして直接生産者とのやりとりができることで、より食材に愛着を持てること、食べ方のヒントをもらえたり、生産者にとってはメッセージが励みになったり、モチベーションにつながったり、生産者自身が気が付かない発見を見つけたりすることができます。
これは他の大手の宅配では小回りがきかずに、そこまでできていないので、他とは違う大きな価値になります。

コロナでの緊急支援事業として送料負担で生産者をサポート

2月末、突然複数の生産者さんから「急に販売先がなくなってしまった」と多くの農家さんからSOSが届いたときには、若いベンチャー企業らしく、スピード感のある緊急対策をすぐに準備して、「コロナでお困りの生産者さん」の特集をオープンし、全商品の送料500円分を食べチョクが負担する支援プログラムを開始しました。これはまだ創業まもない若いベンチャーが取れる施策としては相当に決断のいることです。
その後も、農林水産省の支援事業で指定品目のお肉や果物、魚介類の送料が無料になる施策をすぐに導入。この数も種類もめちゃくちゃ多くて、見ているだけでもすぐに注文したくなります!
これも、生産者支援に強い想いを持っているエピソードのひとつだと思います。

食べチョクの経営理念がめちゃくちゃ熱い

実は生産者からオンラインで直接購入できるサービスは実は他にもいくつかあります。でもその多くは主に利便性を追求している気がします。食べチョクが他と圧倒的に違うのはその経営理念です。

「生産者の抱える課題を解決する」という社会的企業なのです。

食べチョクを運営する株式会社ビビッドガーデンは元DeNA出身の秋元里奈さんが「農業のために役立ちたい」と決意して立ち上げためちゃくちゃ熱いベンチャー企業。
農家の長女として生まれて、新卒DeNA→農業領域で起業というキャリア。
小さい頃の楽しい思い出は、祖父母の農園で弟と一緒に様々な種類の野菜を食べたこと。その農園が中学の時に廃業して子供心にたいへん虚しい思いをしたそうです。
実家に帰ったある日、ふと思い出した農園があったころの思い出、そしてなぜ廃業しなければならなかったのか、そんな疑問がきっかけになって食べチョク生まれたということです。

秋元さんの熱いメッセージ


いろいろな農家さんたちを訪ねていくと、農業は儲からない、農業は継ぐな、そんな言葉を多く聞きことになり、こだわればこだわるほど儲からない、、という農家の流通の問題にいきあたります。

秋元さんが気づいたこの問題は、無論秋元さんが発見した問題ではなく、何十年もずっと長らく言い続けられてきた未解決の問題です。過去にもこの問題にチャレンジしてきた他サービスや取り組みもあります。それでも、熱い気持ちを持って、最新のIT思考をとりいれてテクノロジーを使って解決する、この気持がめっちゃ熱いです!

うるふ
うるふ

こういうの好きだわー

suesi
suesi

応援したい。熱いよね。

直接つながって、直接稼ぐビジネス

DtoCが盛り上がっています。販売者と購入者が直接つながって直接販売するビジネスで、多くの問題を解決していくことが、世の中の大きな流れになっていると思います。
農業のように、古い流通システムにしばられることで、価値が伝わらず、売上が延びずに廃業になるなんて悲しいですよね。
美味しい野菜、安心の野菜を毎日食べられる喜びに、生産者と購入者どちらもハッピーになる仕組みをITテクノロジーをつかって成長している食べチョク。こういうサービスがもっと知られるようになると社会の仕組みも変わっていくかもしれないですね。
これからは、このように直接つながって、直接稼ぐビジネスがどんどん増えていくことだと思います。

ということで、めっちゃ応援したいサービスです!

以上になります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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