エスプレッソ初心者中の初心者です。
いろいろな情報とメソッド見すぎて頭がパンパンになってきています。。。
でも、わからない、できないではなく、ひとつづつ原因を特定させて、最後はフィジカル鍛錬に至るのがトータルの抽出スキルではないかと考えていますw
そしてフィジカル鍛錬、つまり所作や手の動きなどの習得以前に、いくつか乗り越えないといけない部分があります。
持ってるマシンが業務用だったり高額なものではないので、ポンプの性能がそもそも非力です。
その非力を補うには、様々なディバイスの補助や、マシンの改造などがありますが、その中でも難易度の高い、というかまず素人にはできない、ポルタフィルターの底をカットしてボトムレスフィルターに改造しようというチャレンジングな試みです。
安いマシン=ディロンギのエントリーマシンというのが、エスプレッソ沼の入り口ですが、エスプレッソというドリンクの最大の特徴である、豊かなクレマの生成という仕事が、このようなマシンではなかなか非力でうまくいかないということがあるように思います。
こちらが今回のマシンです。値段も激安の部類のマシン!
ボトムレスフィルターは必須?
調べてみると、どうやらボトムレス(フィルターの底が抜けている)はそのクレマを効率よく自然に作り出すことに寄与する形状らしいのですが、ディロンギのエントリーマシンにはそういうパーツは用意されていません。
同じエントリーマシンの中でも、EC200Nの場合はフィルターの底がネジで固定されている仕組みなので、そのネジを外すことで、かんたんにボトムレスに改造できるのですが、僕が持ってるBAR14Nはそういう構造になっていないので、ボトムレスフィルターを別途用意するかしかありません。
EC200Nのポルタフィルターを別途オプションパーツとして購入することはできるのですが、いかんせん、BAR14Nとは微妙にサイズが異なり、うまく合わせることができないようなのです。。。
むーーーどうすっかなー。。。
ボトムレスフィルターのためだけにマシンを新規購入するわけにもいかず、悩んでいたのですが、信頼する地元の友人にお願いすることを思いつきました!
彼は地元ではスーパーマンと呼ばれているくらい、生活の中でのありとあらゆることをこなしてしまうスキルと行動力とチャレンジ精神のカタマリの人なのです。
ということでさっそく相談してみました!
ホールソーで底をくり抜く
とにかく底をグラインダーでカットしてほしいと頼んでみたのですが、彼が選んだ方法は、ホールソー(円形にカットするためのノコギリ歯)を使って内側から抜いてみようということでした。
鉄板に穴を開けるホールソーを用意します。
手持ちのものは40mmと54mm、ネットで調べてみると52mmがちょうど良い様みたいだけど合わせてみると54mmでもなんとかなりそうだ!
まずは、万力でホルダーを固定します。
中心に4mmで下穴を開け、それから8mmで穴をさらに大きくし、それから52mmで少しづつ、削っていきます。
素材はダイキャスト(アルミの鋳物)なので簡単に削れますが、手持ちなのでブレずに垂直にと加工するにはコツが要ります。
ある程度削ったら少しずつ0.5mmぐらいずつ削っては確認し削りすぎない様ギリギリで貫通させました。
センターの下穴に合わせてホールソーをあてて削っていきます。
おー、だいぶ来た!いい感じに底が抜けそうです!
ぱっかーん!
おーーー抜けたーー!、美しい仕上がり!
ばっちりだー!
仕上げは金属用のヤスリで整えます。
DIYボトムレスフィルターの成果
おー、ゴージャスなクレマができました!予想以上です!
大満足!
ということで持つべきものはスーパーマンの友人ですね。ありがとうございました!
デディカ(EC680/685)向けのボトムレスフィルター
僕のマシンはBAR14Nでしたが、本格的な家庭用マシンとして大人気のデロンギ・デディカ(EC680/685)を愛用されている方には、サードパーティですが、専用のボトムレスフィルターが最近アマゾンで販売が始まっているのを発見しました。
手っ取り早くボトムレスゲットするにはこちらがよいかもです。
こちらの中国製サードパーティは、おそらくたくさんの在庫はないと思われるので早めのゲットをおすすめします。
関連商品はこのあたりで揃えられます。
長らくAmazonでは品切れになっていた51mmのディストリビューターも最近入荷しているようです!(以前、僕は海外eBAYで購入しました。)
そもそもデディカというのはこちらですね。
やはり家庭用ならBAR14Nよりも、よっぽどこちらのほうがおすすめですw
自作チャレンジ派はこちらです
LENOXのホールソーセット。これをインパクトにとりつけて底を抜きます。
今回の改造に限らず田舎暮らしはDIYのシーンが日常に何度も訪れるのでインパクトは案外生活必需品に近いのです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。