カッシャーク・ラヨシュは、1920~30年代に活躍したハンガリーの詩人、小説家、画家、エッセイスト、編集者、アバンギャルドの理論家、そして時々翻訳者でした。デザイン、コラージュ、ドローイングといった平面的なものから、箱を組み立てたオブジェ風の立体作品までさまざまな創作活動を行う一方で、著述家、評論家としても活躍したそうです。
ハンガリー文学の最初の真の労働者階級の作家の一人で独学で、彼は社会主義運動の作家になり、1900年代初頭のブダペストの急進的な知的文化にとって重要な雑誌を発表したそうです。
美大時代、この手のいにしえの前衛芸術や表現手法、色使い、構成など、とても人気があり、僕もハマっていましたね。
ロシアバンギャルドとか未来主義とかそういう言葉にやられちゃっていました。
今回実際にワクワクしながら彼の美術館を訪れることができました。
ブダペストの中心部からトラムを乗り継いで20分ほどの「オーブダ地区」にある小さくて可愛いプライベート美術館のような佇まいです。
文化的な香りに酔いそうです。大好物なんですよねーー、
ふわ〜こういう雰囲気。
で肝心の中身はこんな感じでして、、、
こういう感じとか最高。アナログなのにカチカチとした硬質な構成がたまりません。
ポスターとか売ってたら絶対に買って行きたかったけど残念ながらそれはなかったです。
小さい美術館なのであっという間に見終えましたが、受付の方が日本から来たというとけっこうびっくりしていて、なぜここにきた?なぜ見に来たの?好きなの?とたいそう歓迎してくれました。ハンガリー人は一見表情が暗めで物哀しい雰囲気を感じることもややあるのですが、実に人間味ある暖かさを多くの人が持っていて、素朴な優しさを感じることが多くて今回の旅行で大好きになってきました。
そして、帰りにすぐ近くの鯉料理!専門店で地元の人がよく食べる料理を食べました。
すごく美味しいとはいえなかったけど、まあまあそこそこ美味でした。
湖特有の泥臭さをどうしても少し感じましたね。
でもここでもお店の人の優しさ親しみやすさはすごく魅力的でした。
そんなこんなでブダペストは大好きになった街です。
カッシャーク美術館
http://www.kassakmuzeum.hu/